離婚を急いでしまったけど、やっぱり慰謝料が欲しい

結婚して5年になるA子さんと夫のB男さん。子どもに恵まれないこともあって、仲良し夫婦として知られていたのですが、B男さんが会社の部下と不倫関係になってしまったのです。

B男さんは家に帰らなくなって、不倫相手のC子さんのアパートで同棲を始めてしまい、妻のA子さんは激怒して「B男の顔なんて見たくもない!即刻離婚してやる!」と宣言し、慰謝料や財産分与など何も決めずに離婚へ突っ走ってしまいました。

A子さんは実家へ戻り、肩身の狭い思いをしながら近所のスーパーでパート働きをしていますが、今になって「慰謝料と財産分与を要求したい!」と言うようになってきました。

果たして、離婚して約1年が過ぎたA子さんに慰謝料と財産分与の請求は認められるのでしょうか…?

ずばり、請求は認められます。
離婚成立後1年というA子さんですが、慰謝料請求の時効は3年、財産分与に関しては離婚後2年を過ぎると、妻は夫に対して要求できなくなってしまいます。

「不貞を働いた夫が嫌になったから…」と離婚を急ぎたい気持ちは分かりますが、後先考えずに離婚してしまうと、もらえるべき慰謝料や財産分与まで受け取ることができなくなってしまうので注意が必要です。

離婚の際には、財産分与や養育費を決めたら、強制執行認諾約付きの公正証書にしておくことで、万一の際には新たに裁判手続きを起こさずに夫の給与や預貯金などの財産を差押えすることができます。
養育費取立てのための弁護士費用は